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WSL2にUbuntu18.04をインストール

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WSL2 (Windows Subsystem for Linux)にUbuntu18.04をインストールしたのでそのメモ。

  • 準備:Windowsの更新
    • WSL2を使うためにはWindows10が次の条件を満足する必要がある。
      • バージョン2004
      • ビルド19041以上
    • 条件を満足していない場合は以下のリンクのWindows 10 May 2020 Update [今すぐアップデート]をクリックする。
  •  WSLの有効化
    • スタート→Windows PowerShell→Windows PowerShell(右マウスボタンで「管理者として実行」を選択して)を開き次のコマンドを実行する。
      • dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
      • dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
    •  再起動する。
  •  WSL2の設定
    • 管理者権限でPowerShellを開き、次のコマンドを実行する。
      • wsl --set-default-version 2
    • 下図のように「カーネルコンポーネントの更新が必要です」と怒られる場合は、以下のリンクの指示に従って「Linux カーネル更新プログラム パッケージ」をインストールする。

  • Ubuntu18.04をストアからインストール
    • スタートメニューの検索窓に「store」と入力すると「Microsoft Store」と表示されるのでそれをクリックする。
    • 下記の画面になるので、Ubutu 18.04LTSを選択しクリックする。下の画面にならない場合は「検索」にUbuntuと入力する。
  • 次のウインドウになるので「入手」をクリックする。ダウンロードサイズは約221MB。
  • 入手が終わると次の画面になるので「起動」をクリックする。
  • 次のウインドウになるので少し待つ。
  • ユーザ名とパスワードを聞かれるので入力する。全角は使えないので半角英数字を使うこと。ユーザ名、パスワードは今後も使うので忘れないこと。
  • 時間帯の設定。標準では、日本の時間帯ではないので以下のコマンドを端末にコピペする。パスワードを聞かれるので入力する。なお、$はプロンプト(入力できる状態を示す記号)なのでコピペしない。
    • sudo dpkg-reconfigure tzdata
    • 次のウインドウになるので「Asia」を選択して、Tabキーを押して「OK」を選択してEnterキーを押す。
    • 「T」を押すとTaipeに飛ぶので、下矢印キーでTokyoを選択し、Enterキーを押す。
    • dateコマンドを端末に入力して正しい時間帯に(JST)なっていたら終わり。
  • ダウンロード先の変更。標準では海外からダウンロードするようになっているので、時短するために以下のコマンドを端末にコピペして実行し、国内に変更する。
    • sudo sed -i 's/\/archive\.ubuntu/\/jp\.archive\.ubuntu/' /etc/apt/sources.list
  • 次のコマンドでアップデートする。
    • sudo apt update
    • sudo apt upgrade -y
  • X Window システムのインストール。WSLはグラフィカルなインタフェース(GUI)が使えないので、ROSを動かすためにはX Windowシステムを別にインストールしなければならない。調べたらVcXsrvが無償で良さそうなのでインストールしてみる。以下のウェブサイトに行き、下図の赤で囲った「Download]をクリックする。2019年10月2日現在のバージョンは1.20.5.1。
    • https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/
    • ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックする。次のウインドウが開くので「Next」をクリックする。
    • インストールするフォルダーを聞かれるので、デフォルトのまま「Install」をクリックする。
    • セットアップが終わったら「Close」をクリックしてインストールを終了する。
  • X起動
    • デスクトップにできたXLaunchアイコンをダブルクリックする。
    • Select display settingsのウインドウになるのでデフォルトのまま「次へ(N)」をクリックする。
    • Select how to start clientのウインドウになるので、デフオルトのまま「次へ(N)」をクリックする。
    • Extra Settingsのウインドウになるので 以下の図のようにClipboard、Primary Selection、Disable access controlにチェックを入れ、Native openglのチェックを外して「次へ」をクリックする。
    • Finish configurationウインドウになるので、「Save configuration」をクリックして設定ファイルを保存してから「完了」をクリックする。
    • ファイアウォールなどを設定している場合は、次の図のように「Windowsセキュリティの重要な警告」というウインドウが開くので、「アクセスを許可する」をクリックする。
  • Ubuntuの設定
    • スタートメニュー→Ubuntu 18.04からUbuntuターミナルを起動する。
      デスクトップにショートカットを作っておくと便利。
    •  起動したターミナルで以下のコマンドを実行し、必要なパッケージをインストールする。なお、$はプロンプトなので入力しない。
      • sudo apt update
      • sudo apt upgrade
      • sudo apt-get install language-pack-ja
      • sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
      • sudo apt-get install git emacs gedit build-essential firefox dbus
    • 環境変数の設定
      • 自分のパソコン画面にLinuxのウインドウアプリケーションが表示されるように以下のコマンドを実行して環境変数を設定する。
        • echo 'export DISPLAY=localhost:0.0' >> ~/.bashrc
        • source ~/.bashrc

終わり


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