KITロボティクス学科新入生の皆さん。ご入学おめでとうございます。ロボティクス学科の出村です。新型コロナウイルスの影響で学科全教員との対面式はなくなり、200字のメッセージしかお伝えすることはできませんでした。この記事でもう少しアドバイスしますので参考になればと思います。
アドバイス
- 夢考房プロジェクトへの参加:就職面接で「学業以外で力を注いだこと」が必ず聞かれます。本学には夢考房プロジェクトをはじめとする課外活動が100近くあります。自分の将来をよく考えて選んでください。とくにロボティクス学科の特色上、いろいろな学問を広く学ぶので、他学科と比較すると内容が浅くなりがちです。それを補うために、夢考房プロジェクトに加入すると良いと思います。特に、プログラミングや設計・製作などのスキルはプロジェクト活動で身に付き、同じ志を持った仲間もできるので充実した4年間をきっと過ごせます。
- 夢考房プロジェクト:ロボットを開発している夢考房プロジェクトの一覧を示します。
プロジェクト名 AI ソフトウェア ハード
ウェア福祉 災害
救助備 考 RoboCup@Home 〇 〇 〇 〇 – 人の生活を助けるドラえもんのようなロボットを開発。
AIの知識とスキルが身に付くのはここだけ。ソフトだけではなく、ハードを含めてロボット全体を開発できる。ロボット – 〇 〇 – – いわずと知れたNHK大学ロボコンで優勝できるロボットを開発。活動がもっとも厳しいともいわれている。その分、メンバーの団結は固い。 ロボカップ – 〇 〇 – – サッカーをするヒューマノイドロボットを開発している。ヒューマノイドロボットを開発できるのはここだけ。 メカニカルサポート – 〇 〇 – 〇 災害で人を助けるロボットを開発しているのはここだけ。 - 学科プロジェクト
- ロボットエンジニア育成プロジェクト
- 機械系3学科研究室体験プログラム
- 出村研究室:国際ロボット競技会World Robot Summit 2020へ出場するAI搭載ロボットを開発します。希望は学内の教員情報検索システムで調べて出村へメールください。
- 夢考房プロジェクト:ロボットを開発している夢考房プロジェクトの一覧を示します。
- 大学院への進学:大学院への進学は超お勧めです。一番は大きく成長することです。4年次にPDⅢという他大学の卒研に相当する科目があります。この科目は研究ではなくても良いので、必ずしも新しいモノ(理論、ソフト含む)を創るわけではありません。大学院の場合は研究、すなわち、新しいモノを創る活動を通じて、その能力を身に付けます。
これからの人材に必要な研究開発能力を向上させることができます。その他、文献調査能力、英語力、プレゼンテーション能力、文章作成能力が徹底的に鍛えられます。つまり、学部卒と比較して能力が高いのです。そのため、院卒の学生は大企業から人気があります。本学でも院卒と学部卒を比較すると、圧倒的に院卒の方が大企業への就職率が高いです。なお、大企業の研究開発職者はほぼ大学院卒で、生涯年収も約5000万円高いというデータがあります。 - 新型コロナウイルス感染予防:金沢市内でも市中感染者の疑いがあり、石川県でもとても注意が必要です。感染しても若者は比較的重症にならないといわれていますが、海外では若者が重症化したり死亡したりするケースが多く報告されています。感染したら自分1人だけの問題ではなく、知らずに他人に感染をうつしクラスターの発生源になり、人命が失われるかもしれません。一生後悔することになるでしょう。そうならないためにも、友達と飲食やカラオケに行かない、不急不要な外出はしない、外出した場合はマスクをし、家に戻ったら。うがい、手洗いを徹底してください。この危機は皆で協力して乗り切らなければなりません。皆さんの自覚ある行動をお願いします。
続くかも。。。