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PD実践:LEGO EV3RTシミュレータ「FutureKreate×箱庭」の使い方

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PD実践の授業で使うレゴEV3シミュレータ「FutureKreate×箱庭」の使い方を説明する。

  • FutureKreateの起動
    • デスクトップに作成したFutureKreatのアイコンまたはエクスプローラで以下のファイルをダブルクリックして起動する。
      c:\edu\futurekreate-edu\futurekreate-Edu.exe
  • VSCodeの起動
    • デスクトップのVSCodeアイコンをダブルクリックしてVSCodeを起動する。
    • リモートエクスプローラーをクリックし、次にUbunutu-20.04をクリックする。右にConnect to WSLボタンが出てくるのでクリックしてWSLに接続する。新しいウインドウが開くので、今後の作業はそれを使う。古いウインドウは閉じる。
  • プログラムの作成
    • 上図のVSCodeのエディタ領域でプログラムを作成並びに改変する。
  •  プログラムのビルド
    • Ubuntu端末か上図のVSCodeの端末領域で以下のコマンドを実行してビルドする。
      •  移動
        • シンボリックリンク先の実態パスに移動する。相対パスで指定しているコマンドがあるので、cdの後に-Pのオプションが必要になる。
        • $ cd -P ~/workspace
      • ビルド
        • $ make img=<プログラムのディレクトリ名>
    • ビルドが成功するとaspという実行可能ファイルが生成される。つまり、プログラムが違っても実行可能ファイルの名前は常にaspになる。
  •  Athrillの実行
    • 最後に、端末で以下のコマンドを実行してathrillを実行する。athrillを実行する前にFutureKreateを起動する必要がある。
        • 移動
          • $ cd -P ~/workspace
        •  実行
          • $ arun
  •  サンプルの実行例
    • ここではカエルの歌を奏でるsound_2を実行してみよう!
    • FutureKreateの起動
    • VSCodeの起動
    •  ファイルの変更
      • サンプルプログラムは変更済みになっているはずだが、この設定が違うとロボットが動かないので確認すること。
      • $ cd -P ~/workspace/sound_2
      • FutureKreateとathrillが同じathrill_mmap.binとunity_mmap.binにアクセスできるようにエディタで~/workspace/sound_2/memory_mmap.txtの下2行を以下のように変更されているか確認する。これはFutureKreateで設定したパスと同じでなければならない。

ROM, 0x00000000, 512
RAM, 0x00200000, 512
RAM, 0x05FF7000, 10240
RAM, 0x07FF7000, 10240
MMAP, 0x40000000, /mnt/c/edu/athrill_mmap.bin
MMAP, 0x40010000, /mnt/c/edu/unity_mmap.bin

    • ビルド
      • $ cd -P ~/workspace
      • $ make img=sound_2
    • 実行
      • $ arun
    • 問題がなければ、ロボットが、カエルの歌を奏でだす!
  • 接続ポート
    • 箱庭では接続ポートが次のように固定されている。
    • 光センサ:Port 1
    • ジャイロ:Port 2
    • 超音波センサ:Port 3
    • 左モータ:Port A
    • 右モータ:Port B
    • Mモータ:Port C

終わり


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